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SESや請負とは何が違うの?従来の開発と違う、月額制開発支援チームの魅力とは
ノウハウ
エルボーズが提供する月額制の開発支援サービス『ATTEND biz(アテンドビズ)』。お客様から「請負型やSESとは何が違うの?」とご質問をいただくことがあります。
たしかに「プロダクト開発」という側面では、一般的な受託開発会社との違いがわかりにくいです。
「正直、“月額制”のメリットがわからない」
「請負契約で開発してくれないの?」
そんなお声をいただくことも。しかし、変化の多い現代のニーズに応えるためのデジタルプロダクト開発においては、柔軟かつスピーディに開発ができる「月額制の開発チーム」がマッチしています。
今回は、従来の請負型やSESなどの違いに触れつつ、月額制のメリットや相性の良いプロジェクトについて説明していきます。
「明日から、あなたの開発チームに」持続的開発を叶える“月額制”の開発チーム
ATTEND bizは、開発チームを提供することでクライアントの課題に伴走する、月額制の開発支援サービスです。「明日から、あなたの開発チームに」をコンセプトに、クライアントのチームメンバーとして、責任を持って事業に貢献するプロダクト開発を行います。
サービスは継続的に磨くことで、より価値を高められるもの。ATTEND bizが月額制なのは、いいサービス・プロダクトづくりに欠かせない「持続的開発」を叶えるためです。
開発段階に合わせて、さまざまなバックグラウンドやスキルを持つフリーランスのメンバーをチームで提供します。
また、受託開発やSESとは異なり、開発のみを請け負うのではなくオンライン上の伴走型の開発チームとして初期提案からリリース、検証までを一気通貫して行います。
請負型やSESにはない「一気通貫」の開発体制
ATTEND bizは請負型やSESなどの従来の契約形態とどのように異なるのでしょうか。従来の開発体制を含めた3つの「型」に分けて説明します。
請負型(SIer)
SIer(System Integrator:システムインテグレーター)などの請負型開発は、依頼されたプロダクトをつくって納品することを目的とした契約形態の開発です。明確に完成させたい成果物がある場合に利用されます。
基本的には、プロジェクトの開始時に成果物の要件定義がされていることを前提とした契約形態の開発です。
準委任型(SES)
SES(System Engineering Service:システムエンジニアリングサービス)などの準委任型開発は、プロダクト開発の遂行のためにエンジニアなどの人員を派遣する契約形態の開発です。つくりたいプロダクトはあるものの、人手が足りないときに利用されます。
SESでは、プロダクトをつくるクライアント側で「何を作るべきか?正しく作れているのか?」のマネジメントが必要となります。
伴走型(ATTEND biz)
ATTEND bizの伴走型は納品型や準委任型の開発が担う領域と、コンサルティング領域を一気通貫してカバーする開発スタイルです。ここでいうコンサルティング領域とは「事業課題やユーザーニーズはわかっているものの、何をつくればよいのかわからない」といったプロダクトの構想が固まっていない段階から寄り添うことを指します。
各領域を一気通貫でカバーしているからこそスムーズに提案ができ、実装からリリース、さらに改善までをATTEND bizが行えます。
伴走型のメリットは「プロダクト開発のパートナー」になれること
ATTEND bizのように一気通貫の伴走型で開発を行うメリットは以下の3つです。
- マネジメントコストが下がる
- クオリティが上がる
- クライアントの「パートナー」になれる
マネジメントコストが下がる
一般的に企業から企業に依頼をすると、工数がかかります。特に、コンサルから開発までを依頼した場合、複数の企業が関わることになるため、そのぶんマネジメントにかかる時間とお金がかかります。
伴走型であればクライアントが依頼をかけるのは1社のみのため、マネジメントコストを抑えられます。
クオリティが上がる
また、関わる人が多くなることでそれぞれに認識の齟齬が生まれ、プロダクトのクオリティに影響することもあります。
伴走型であれば、お客様と開発担当者(PM)で話した内容が開発チームにしっかり伝わり、プロダクトにも反映されやすくなります。結果、イメージに近い=クオリティの高いプロダクト開発が実現できます。
クライアントの「パートナー」になれる
伴走型の開発は、クライアントの課題解決に向けたプロダクトをつくるために「なんでも」できることも大きな特徴です。従来の受託開発よりも任される領域が広いぶん、クライアントとコミュニケーションを取りながらともに考え、提案する姿勢を重視しています。
ATTEND bizは事業コンサルティングサービスではないため、事業計画や収支計画をつくって事業戦略を練ることには関わりません。しかし、プロダクトの価値を考え、どのように市場に訴求していくのか、プロダクト戦略を一緒につくっていくプロダクト開発のパートナーにはなれます。
柔軟性が求められる新規事業に最適な「伴走型」
もちろん、請負型やSESなどの契約形態にもメリットがあり、相性の良いプロジェクトもあります。ただし、柔軟性とスピードが求められる新規事業やデジタルプロダクトの開発では「伴走型」の開発形態が最適です。
要件定義で決め切らず、検証を重ねる開発体制
新規事業開発とはそもそも不確実で不安定なものです。
決まったものを納品する従来の請負型では、納品物の定義を最初に固めておく必要があります。そのため仮説検証の結果、仕様に変更があった場合には再見積もりをして要件定義をし直さなければなりません。
そうするとお金と時間が積もっていき、コストが増大してしまうことがあります。
ATTEND bizは要件定義で仕様をがっちり決め切らず、小さく仮説検証をしながらプロダクト開発を進めていきます。スピード感を持って、小さくリリースし、ユーザーに使ってもらいながら検証を重ねる開発体制を取っているため、新規事業のように柔軟性が求められるプロダクトに向いているのです。
クライアントと伴走するために「しない」2つのこと
開発体制の点からクライアントと伴走するのはもちろん、コミュニケーションにおいても「伴走」を意識しています。これまでデジタルプロダクトをつくったことがないお客様も多いため「難しい言葉や資料を使わないこと」と「不安を無視しないこと」をPMに伝えています。
たとえば、開発で一般的に使われる、開発スケジュールを共有するためのWBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、開発に馴染みがない人では使いにくいです。そのためATTEND bizでは、よりシンプルなスケジュール表を作成して、こまめに進捗報告をすることで認識齟齬を減らせる仕組みをつくっています。
また、クライアントが不安に感じていることに対して「大丈夫です」と言い切ることもしません。新規事業開発の初期段階ではわからないことがたくさんあり、クライアントも私たちも不安なことが多くあります。手放しに「任せてください!」とは伝えず、不確実な部分は不確実だと正直に伝え、そのうえで今できることを提案します。
不安に寄り添いながらお互いの期待値をすり合わせることが、結果的に信頼感につながっているポイントです。
クライアントに寄り添う「持続的開発」をサポートするATTEND biz。従来の請負型やSESでは難しかったプロダクト開発のパートナーとして、クライアントの課題解決を目指します。
デジタルの新規事業開発を検討している方、“つくって終わり”ではなく事業に貢献する開発チームを探している方はぜひお問い合わせください。