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非IT企業のクライアントと開発部が“ワンチーム”になることの重要性|エルボーズ 永橋 晶

  • イベントレポート

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永橋 晶 氏/株式会社エルボーズ 取締役 COO

高専在学中より、フリーランスとしてクリエイティブ制作を経験。卒業後、大日本印刷グループの株式会社DNPメディアアートにてWebサイト・雑誌・書籍のデザインやディレクションを担当。2015年より、マーケティングリサーチのアダプティブ株式会社にグロースハッカーとして就業。2017年に株式会社Lboseを創業し、取締役に就任。ATTEND biz立ち上げ期はPM兼UIデザイナーとしてプロジェクトを担当。現在は参画メンバーもプロジェクト数も増えたので、新たにマネジメントチームを立ち上げ、日々プロジェクトや参画メンバーのマネジメントを行なう。

プロダクト開発をするうえで、クライアントと開発側がワンチームになることが大切――そう語るのは、これまで多くの新規事業立ち上げに関わった経験を持つ、株式会社エルボーズ取締役の永橋さん。

今回は「大手企業の新規事業立ち上げには何が必要で、どんなことを意識しているのか」をテーマにLTイベントを開催。

トークでは、非IT企業のクライアントとチームをつくる方法や、大手企業の要件定義で納得を得て業務を進めやすくするコツなどが語られました。

「大手企業とのプロダクト開発をうまく進めたい」
「新規事業の立ち上げを成功させたい」

そんな悩みに対して、エルボーズ取締役兼COOの永橋 晶さんが答えます。

クライアントとの新規立ち上げで重要な「ワンチームを実現するコミュニケーション」

エルボーズでは「ATTEND biz(アテンド・ビズ)」というサービスを提供しています。

「明日からあなたの開発チームに。」というコンセプトを掲げた、伴走型のプロダクト開発チームを月額で提供するサービスです。

非IT企業のクライアント様よりプロダクトを立ち上げたいというご依頼をいただくと、事業構想の段階から参加させていただき、エンジニア・デザイナーのチームを組んで伴走支援を行なっています。クライアント様の自社内に開発チームがいるような形を目指しているのが、ATTEND bizの特徴です。

いままでデジタルプロダクトを開発したことがない非IT企業のクライアント様と、主に業務委託されたエルボーズの開発チームが組んで円滑にプロジェクトを進めるため、ATTEND bizでは以下4つのポリシーを掲げています。

  • Be Proffecional
  • Fact Base
  • As One Team
  • Think more Flexible

今回は「As One Team」をピックアップして、ATTEND bizのワンチームがどういう状態のことなのかをお伝えしていきます。

ATTEND bizの目指す“ワンチーム”とは

エルボーズが目指すワンチームを端的にいうと、“内部と外部という考え方を捨てた、クライアントを含めたチームのこと”です。

たとえば、クライアントとPMのみの連携がとれていたり、クライアントチームと開発チームがそれぞれ別々になっていたりする状態は、ワンチームではありませんよね。

チーム化ができていないと提案や意見が出しづらくなって、開発遅延やトラブルが起こった場合に内々で解決しようとしてしまい、さらに大きな問題に発展する可能性もあります。

また、目的や構想を全員が理解していないまま作り続けたことで、リリースしてもまったくユーザーがいないプロダクトができあがってしまう場合も。

ワンチームになっていなかったり、一歩踏み込んだコミュニケーションがとれない状態が続いたりすると、アイデアが共創できないまま開発が進んでしまいます。

そうなると、結果的に誰も使わないプロダクトができることもあるため、クライアントを含めたチーム化は大切だと考えています。

ワンチーム化を実現する“3つの共通づくり”とは

ATTEND bizでは、ワンチームになるために“3つの共通づくり”を実践しています。

  • 初期のプロダクト構想
  • ユーザー像とユーザー課題
  • プロジェクトの進み具合

共通1.初期のプロダクト構想

ユーザのニーズに基づいたプロダクト開発を行なうために、構想段階からディスカッションに参加しています

そうすることで、共通認識が持てて「何のためにリリースするのか?」が明確になるのです。

明確化ができていないと、クライアント様から「こういう機能を追加したい」といった要望が出てきたときに今やるべきなのか、あとでやるべきなのかの判断ができなくなってしまいます。

もし対応できない依頼であっても、クライアント様と開発チームで共通認識を持てていれば、双方が納得のいくコミュニケーションがとれると考えています。

共通2.ユーザー像とユーザー課題

非IT企業のクライアント様は業界の課題や顧客の基盤を持っていることが多いです。

プロダクト開発をするうえでのペルソナづくりやUXリサーチはATTEND bizで対応させていただいておりますが、業界については知識が豊富なクライアント様に率先してご協力いただいております。

そうすることで、プロダクトは一緒につくるものという共通認識を持っていただくことが可能です。

共通3.プロジェクトの進み具合

本当にプロダクトをリリースできるのか、開発は順調に進んでいるのかなどのクライアント様が持つ不安の払拭に取り組んでいます。

たとえばSlackやChatWorkなどのコミュニケーションツールを使って、「こういうことがありましたが、対応済みです」「ここで悩んでいるのですが、どう思いますか?」のような細かいやり取りを、頻繁に行なっています。

ほかにも週1の定例を設けて進捗の報告をしたり、見るだけで状況がわかるようにNotionを使った「プロジェクトキット」という独自のフォーマットを使ったりして、タスクの進捗具合や情報を開示。

クライアント様の不安感を払拭できるようなコミュニケーションを心がけています。

これらの“3つの共通”を実践しながら、クライアント・メンバーともにワンチームを実現するコミュニケーションを大切に開発を進めるのが、ATTENDbizの開発チームです。

***

新規事業のプロダクト開発を成功するためには、クライアントとひとつのチームを築けるように細かいコミュニケーションや、スピード感のある対応を行なって信頼関係を構築することが大切です。

納得のいくプロダクトをつくるためには、クライアントと開発チームが二人三脚となって走るための仕組みが必要だとわかりました。


LboseのPM勉強会では、参加者からの質問への回答も行なっています。今回のイベント内でいただいた質問の一部をご紹介します。

◆特に不確実性の高い新規事業において、クライアントとプロジェクト進行の共通認識を持つために工夫していることはありますか?
◆クライアントからの要望が多すぎる場合、会社として・個人として、どのようなアプローチをされることが多いですか?
◆パートナー企業とのプロダクト開発、ユーザーとの距離が遠くなってしまう気がしますが、ユーザの声などのフィードバックはどのように受けていますか?

登壇者に質問ができるのは、イベント参加者限定。オンラインイベントですので、学びを深めたい方はぜひご参加ください。


エルボーズでは副業・複業ふくめPMの募集をしています。エルボーズの理念や事業に共感していただける方、柔軟な働き方でPMのスキルを伸ばしたい方はぜひご覧ください。

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