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フルフレックス・フルリモートの開発を成立させる“仕組み化”とは|エルボーズ 小笠原 智
イベントレポート
小笠原 智 氏/株式会社エルボーズ プロジェクトマネージャー
デザイナーからディレクター、そしてPMへ。近年は自身の経験からチームビルディングや心理的安全性に強い関心を持つように。「誰かの暮らしや営みが豊かになるようなモノを作り続けたい」がモットー。並行して絵本画家としてキャリアを積むため奮闘中。
2023年5月30日、エルボーズでは「PMがプロジェクトを立ち上げるときに、何を考えて、何を大切にしているのか」をテーマにLTイベントを開催。トークでは、新記事業開発のPMに求められることや、プロジェクトを成功に導くためのコミュニケーション、仕組みなどが語られました。
「プロジェクトメンバー同士のコミュニケーションがうまくいかない」
「リリース予定日にプロダクトが完成しない」
そんな疑問に対して、エルボーズでPMとして活躍する小笠原 智さんにお話を伺いました。
エルボーズがプロジェクト管理で取り組んでいる“仕組み化”
弊社エルボーズはフルリモート・フルフレックスの組織なので、メンバーが非同期でコミュニケーションを行う――つまり、一般的な会社のような「同じ場所で、同じ時間に、同じ量のコミュニケーション」が取れません。
そんな開発環境下で、プロダクトの品質を高める施策が必須と考え、プロジェクト立ち上げの“仕組み化”に力を入れています。
特にプロジェクトのスタート時に重要視していることが、メンバー間のコミュニケーションや役割分担、情報共有のしやすさです。Notionを使って、クライアントの相談内容などを含めた初期情報の共有やドキュメント文化の構築、情報をまとめたプラットフォームの設置など、プロジェクトのデータを集約するところから始めました。
プロジェクトの概要や議事録など情報を見やすくして、誰が・いつ・どのタイミングで入っても同じ情報を得られるテンプレートをNotionで作成しています。弊社ではこれを「プロジェクトキット」と呼んでいます。
商談に出席したBizDev(ビズデブ)チームがまず、プロジェクトキットに商談の内容やクライアントの温度感などを記載します。プロジェクトサマリや議事録など、必須の項目はどのプロジェクトでも共通して使いますが、その他の項目については各プロジェクトメンバーに委ね、案件ごとに柔軟に対応できるようにしています。
弊社のPMやエンジニアからは「ドキュメントを置く場所が指定されていると情報整理で考えることが減る」「他のプロジェクトでも同じフォーマットなので見やすい」と、プロジェクトキットは好評です。
共通フォーマットがあるだけでも開発環境の改善になり、社内でもプロジェクトの立ち上げ 段階で一定の評価を得られています。
エルボーズがこれだけ仕組み化を進めているのには、理由があります。それがエルボーズで大切にしている「As One Team」というポリシーに直結しています。
クライアントの事業とともに伴走するチームとして、効率化できるところを仕組み化し、人ができること――「ユーザーにとっての価値」をつくることに注力したい。そんな理由から仕組み化に力を入れています。
エルボーズでは副業・複業ふくめPMの募集をしています。エルボーズの理念や事業に共感していただける方、柔軟な働き方でPMのスキルを伸ばしたい方はぜひご覧ください。