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キュレーションズが挑戦する「フクシン」プロジェクト。1歩目を支えた“提案できる”開発チーム

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キュレーションズ株式会社

キュレーションズは、独自の顧客行動起点の事業創出モデルをベースに、事業創出専門家チーム、事業創出支援サービス、企業パートナーシップを掛け合わせることで、大企業向けに最短距離での新規事業創出を実現する新規事業創出支援ファーム。大企業の新規事業創出を通じて、企業全社での“ビジネス・トランスフォーメーション”に貢献し、数十年先のあるべき未来を創造している。

大手企業の新規事業開発を手掛けるキュレーションズ株式会社。自社事業として、自治体や団体、企業などが住民や市民の健康データを収集・管理・分析できるプラットフォーム「フクシン」をリリースしました。

ところが「フクシンは完成形ではない」と、担当者の立石さんは語ります。

思い描いている自社事業の構想、そして多様な開発会社とクライアント企業の新規事業開発を行なっているキュレーションズ株式会社が、開発チームとして「ATTEND biz」を選んだ理由を伺いました。

「フクシン」は完成形ではない!?キュレーションズが見据える未来

――今回のプロジェクト「フクシン」について教えてください。

フクシンは自治体や団体、企業が、住民や市民の健康データを収集・管理・分析できるプラットフォームです。フクシンを活用するとプロジェクトごとにオリジナルのアプリ制作でき、ユーザー(住民・市民)ごとの健康データを取得や管理・分析ができます。

当社は大手企業の新規事業開発を事業の軸としていますが、以前からパーソナルデータを収集し、それぞれに合ったモノや情報を提供するレコメンドサービスに、自社事業として取り組みたいと考えていました。

そんななか、ある団体のデータを集めながら簡易的なサービスを作る機会があり、それをきっかけに「データを蓄積できるプラットフォームをきちんと作ろう」とフクシンの開発に至りました。

今回リリースしたフクシンは完成形ではありません。まずは自治体などで行われている健診イベントなどのデータを入力・管理し、ユーザーの健康データを取得できるようにしたのが第1段階です。

今後は自治体などからのイベント情報をユーザーに届けたり、アプリを活用した診断やレコメンデーションができたりするような機能を追加したいと考えています。最終的にはユーザーが自分の健康データを持ち歩き、活用するためのプロダクトにするのが目標です。

――なぜ、自分自身の健康データを持ち歩けるようなプロダクトを作りたいと思ったのですか?

キュレーションズは、もともと自社事業として、パーソナルデータを扱うプロジェクトに取り組んできました。そこで思ったのは「スマートフォンに自分のさまざまなデータはたまっているのに、それが何も活かされていないのではないか?」ということです。

特に薬やサプリメントの領域では、数多くある薬・サプリメントの中で、自分にあうもの・あわないもの、効果があるもの・ないものなどのデータを蓄積しているはずなのに、それが何にも還元・活用されていません。

そのデータを、自分にあった薬・サプリメントの選択に活かしたいと思って健康データなどのパーソナルデータを収集・分析し、自分自身で活用できるようなプロダクトを開発したいと考えたことが「フクシン」プロジェクトにつながりました

――フクシンは自治体や団体、企業向けのプロダクトですが、その先にいるユーザーは主に高齢者ですよね。ヘルスケアとテクノロジーを融合させたプロジェクト「エイジングテック(AgingTech)」は非常に難しい領域だと思います。

たしかにターゲットとしているユーザー層は、若者のようにスマートフォンやアプリを使いこなしている方が多くないかもしれません。そのような方にアプリ内でしてもらえることは非常に限定的で、デジタルプロダクトに焦点を当てる難しさはありますね。

ですのでフクシンでは、どうしたらアプリの管理側がより効率的に運用できるかを考えています。

――キュレーションズさんは、運営側が行なっている健診イベントでデータを入力しトラッキングしていますよね。

ほとんどのデジタルプロダクトでは「どのようにしてユーザーに使ってもらうか」「いかにトラッキングするか」という話をするので、初めて企画を伺った時、かなり衝撃を受けました。

ターゲット層を考慮しての設計に感銘を受けましたし、「そういう設計もありなんだ!」と気付かされました。

ATTEND bizは、上流部分から関わり“提案”してくれる

――開発過程のお話を伺いたいと思います。ATTEND biz開発チームへの率直な評価をお聞かせください。

ATTEND biz側から「こういう機能があったらいいのではないですか?」「こういう機能をつけられますよ」と提案してくれて、お互いに意見を出し合えたのが良かったと思います。

例えばアンケート機能をつけたいと言ったときは「まずはこの一部分だけを作るなら、1ヶ月でできますよ」と、期間を考慮した提案をしてくれましたね。

開発側は工数が増えるのを避けるために提案を控えてしまうこともあると思いますが、ATTEND bizは提案もしてくれ、風通し良く話を進められました。

気になった点としては、フリーランスの方々で開発チームを構成しているため、開発したものの統一感が欠けることでしょうか。例えば同じエラー処理なのに、開発者によって表示されるものが違うことがありました。

私自身がコードを読み書きできるからこそ気になったのだと思いますが、開発者の癖によって生じる違いを統一できるようなものがあると、より良いと思います。

――キュレーションズさんは多くの開発会社と提携して開発を行なっています。数ある開発会社の中で、ATTEND bizを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

「フクシン」プロジェクトのように私が関わっている自社事業プロジェクトには、企画メンバーはいるものの、実際にプロダクトに向き合い、上流部分から関わるPMはいません。そのため、PMを担ってくれる方がいることが決め手になりました。

――数多くの開発に携わり、さまざまな開発会社と連携しているキュレーションズさんから見て、ATTEND bizはどういった企業の開発に向いていると思われますか?

動き出したばかりの新規事業や、スピード感を持って進めたいけれどまだ決まっていない部分もあり、誰かと一緒に作っていきたい企業に向いているのではないでしょうか。

ATTEND bizは開発したいプロダクトのビジネスの進行に合わせてどのように開発を進めていくか考えてくれますし、トラブルにも臨機応変に対応してくれますからね。

開発者が「好きなことをできる」チームを結成し、パーソナルデータの活用に挑戦し続ける

――「フクシン」プロジェクトの今後の展望を、どのように思い描いていらっしゃいますか?

私たちが取り組みたいのは、集めたパーソナルデータを自分のために使えるようにすること。この部分に対してのプロダクトはまだ作れていませんが、これからは時代に合わせたプロダクトを作っていきたいと思っています。

その第1歩として開発したフクシンは、データをためられるプラットフォーム。これがあればエイジングテックだけでなく、多様な方向に可能性を広げられると思っています。可能性を模索しながら、引き続きプロダクト開発に挑戦していきたいですね。

――例えばGoogleやFacebookは、人々のインターネット上での動きに関する膨大なデータをためています。しかしフクシンが集めているような、リアルな生活に関連したデータは、まだどこの企業もためていないですよね。

データをためていった先の可能性は、ものすごく広がっていると思います!

展開次第では、エルボーズさんともっと密にコラボするのもありですよね。どのようなプロダクトを作るのかをベースに、エルボーズさんを中心に開発チームを作ってもらったり、エルボーズさんのPMにだけ来ていただいて他の開発者を入れてチームを結成したり――。

開発は、エンジニアがやりたいことをやるのが一番強いんです。あるプロジェクトに関わるすべてのメンバーが自分の好きなことをできる状態を作れたら、その案件はうまくいくと、私も社長も確信しています。

だから、今後も「全員が好きなことをできる」体制で柔軟にチームを編成しながらプロジェクトを進めていきたいです。

――その考え方にとても共感します。難しいと言われているエイジングテックに挑戦されていること、今後の可能性に、私たちも非常にワクワクしました!本日はありがとうございました!

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