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「フロント力」と「実行力」。高品質なプロダクト開発をかなえる協業の裏側|Co-Lift×エルボーズ対談
パートナー
株式会社Co-Lift
「本質的な視点」にこだわり、顧客の新規事業やプロダクト開発の構想から実開発まで一気通貫で手掛ける開発会社。DXコンサルティングやDXチームの立ち上げ支援、データ活用など企業のデジタル事業の川上から川下まで伴走し、社会に新たな価値を届けている。
エルボーズは多くのパートナー様と提携し、アプリやWebサービスなどのプロダクト開発を行っています。
そんな心強いパートナーの1社が、DX推進コンサルティングを手掛ける株式会社Co-Lift(コリフト)です。Co-Liftとエルボーズは、2020年から大手企業の新規事業開発のために協業しています。
Co-Liftはなぜ、エルボーズをパートナーに選んだのか。実際の開発は、どのように進められたのか。大手企業の開発における困難や、その乗り越え方とはーー。
Co-Lift代表の木下寛大さんと定金啓吾さん、エルボーズ代表の小谷で振り返りました。
本質的な「クライアントファースト」を貫く、稀有な会社側
―― まずは、Co-Liftについて教えてください。
定金:新規事業の開発を中心に、事業戦略の策定から開発、データ分析、改善までDXに関するさまざまなサービスを提供しています。
―― Co-Liftは、大手企業のDX推進コンサルティングに強みがありますよね。その開発パートナーとして、エルボーズを選んでいただいているプロジェクトも。多くの開発会社がある中で、エルボーズにお声がけくださった理由を教えてください。
定金:前提として、Co-Liftの中にも開発チームはあります。ただ、大手企業は1社の中に複数のプロジェクトが併走しているので、スピーディーに高品質なプロダクトを開発するためにも、開発会社とパートナーシップを結んだほうが良いわけです。
多くの開発会社がある中、Co-Liftの理念と合うところは少なくて……。
―― Co-Liftの理念と合うところ?
木下:Co-Liftの理念は「クライアントファースト」を徹底的に追求することです。「今」クライアントが欲しいものを作るのではなく、その先の「未来」まで見た本質的な提案をしたいと考えています。
定金:新規のご相談をいただいても、私たちが開発後の未来を描けなかったら「このプロダクトは何のために作るんですか?」「もっと戦略から詰め直さないと良いものはできません」とお答えすることもあります。
もちろんクライアントから依頼されたものを、そのまま作るほうが簡単で、事業もスケールしやすい。しかし私たちは、事業拡大を差し置いてでも「クライアントファースト」を大切にしたいんです。
「クライアントファースト」を掲げている企業はたくさんありますが、Co-Liftに近い考え方の開発会社はほとんどありません。そんな稀有な存在が、エルボーズさんなのです。
―― Co-Liftからパートナーシップの話を聞いたとき、小谷さんはどう思いましたか?
小谷:お客様への向き合い方がエルボーズに似ていたことと、私たちパートナーに対するスタンスに感銘を受けました。
Co-Liftさんのような開発コンサルティング会社とパートナー関係を結ぶと、「お客様と会うときは、うちの会社の人として振る舞ってほしい」と依頼されることがよくあります。
もちろん、それ自体が悪いことではありません。しかしCo-Liftさんは「エルボーズはエルボーズの人として、お客様と直接やりとりしてほしい」とおっしゃってくださるんです。
木下:対クライアントの話と、対パートナーの話は地続きだと思います。どちらに対してもフェアでなければ、長期的に良好な関係は築けません。
もちろんCo-Liftが積極的にリードしたほうが価値を最大化できるプロジェクトもあります。
ただエルボーズさんの魅力は、独立した開発チームで機動的に動けること。Co-Liftが介在しすぎないほうが、提供できる価値が増す座組だと考えています。
お互いの強みを活かし、お客様を理想の未来へ導く
―― 現在、Co-Liftとエルボーズはパートナーシップを結んで大手企業の新規事業開発に取り組んでいます。実際に協業してみて感じることはありますか。
小谷:Co-Liftさんの“フロント力”に、いつも驚かされています。Co-Liftさんのフロント対応のおかげで、エルボーズは開発に集中できています。ここ数年で、一番開発がはかどっている座組かもしれません。
―― フロント力?詳しく教えてください。
小谷:先ほど「クライアントファースト」を最優先にする話がありましたよね。まさに有言実行で、ぶれないリーダーシップを持ち、お客様を理想の未来へ導いていく力が圧巻なんです。
エルボーズも開発の未来像は描いていますが、お客様のけん引力はCo-Liftさんに力強いものがある。両社が価値を最大限に発揮しているからこそ、大手企業にもご満足いただける開発ができているのだと思います。
定金:とくに私は「その機能を追加しても本質的な改善にはつながりません」と率直に伝えることもあります。お客様のサービスの社会的価値を確信しているからこそ、無駄なコストをかけてほしくないのです。
木下:Co-Liftのビジネスサイドには、伝えるべきことをズバッと伝えるのが得意なメンバーが集まっています。また、開発サイドには抽象化が得意で、良いプロダクトをつくれるメンバーが集まっているんです。
一方で、属人性が高い組織であることに課題も感じていて。仕組み化や事業のスケールといった側面で、さらに加速していきたいのです。
そこで柔軟かつスピーディーに開発を進めてくれるエルボーズさんと連携すれば、お客様とエンドユーザー、開発サイドにとって三方良しの関係を築けると感じています。
―― お互いの強みを活かし、価値を最大化しているのですね。
小谷:この座組は、非常に良いバランスだと思っています。Co-Liftさんもエルボーズも、目指す場所は同じです。しかし、補い合うことで、より高い精度でクライアントファーストを実現できる。
とくに大手企業にもご満足いただける座組だとわかったのは、うれしい発見でした。
「心から成功を願う人」を育てることが、プロジェクト成功の鍵になる
―― 今回、Co-Liftとエルボーズは協力して大手企業のDXプロジェクトに携わっています。対大手企業ならではの難しさはありますか。
定金:大きな組織には、2〜3年ごとにジョブローテーションがあります。それにあわせて担当者が変わるのは、なかなか難しい問題です。前任者と同じ熱量の人がアサインされるかどうかわかりませんから。
木下:ほかにも、縦割りの組織で部署間の連携が取りにくいケースもありますね。
―― 対大手企業ならではの難しさですね。Co-Liftがフロントに立ち対応する際、コミュニケーションをスムーズにするために工夫していることはありますか。
木下:まずジョブローテーションに関しては、後任のご担当者様にも「Co-Liftがクライアントのポテンシャルを信じていること」をエモーショナルに伝え、味方になるようにしています。
プロジェクトを成功させる一番の鍵は「パッション」です。新規事業は挫折ばかり。成功する型がなく難易度は高いのに、社内の風当たりは強くなりがちです。ユーザーから厳しいフィードバックを受けることもあります。
それでも前進するために必要なのは、方法論ではなく「プロジェクトの成功を心から信じている人」の存在です。そのために、私たちは語りかけ続けます。
―― 縦割り文化の根強い組織にはどう対応しているのでしょう。
定金:各部門に寄り添い、伝え方を変えています。縦割り型であるほど、ある部門にポジティブなプロジェクトでも、ほかの部門にとってはメリットがないケースも多い。
その状態で無理やり進めても、「メリットがわからないプロジェクトに、なぜこれほど人や予算を投資するの?」と疑念を抱く人が現れます。
しかし、決して悪意はありません。部門ごとのミッションに従って判断しているだけなのです。例えば、コストカットがミッションの部門に属していれば、成功するかわからない新規事業への投資に否定的になるのは当然です。
事情をくみ取り、部門ごとのミッションや評価軸に合ったストーリーに変換して伝える。そうすることで、「よくわからないから」という理由でプロジェクトが頓挫するリスクを減らせます。
―― だから、縦割りになりやすい大手企業でも、ハレーションを最小限に押さえつつプロジェクトを進行できる、と。
木下:ここまでやり込むから、事業の拡大スピードがなかなか上がらないのですが。だからこそ、ゼロイチの開発を力強くドライブする、そんな開発チームを柔軟に編成してくれるエルボーズさんの力が必要なんです。
Co-Liftの創業から約7年の中で、エルボーズさんは最も相性の良い開発会社だと思っています。今後もお互いの強みを活かしながら、お客様の成長につながるプロジェクトに携わっていきたいですね。
小谷:ぜひ!今後は大手企業はもちろん、中小企業のデジタル化でもご一緒できるとうれしいですね。
日本の会社のほとんどは中小企業で、デジタル化もまだまだ進んでいません。我々の連携が密になるほど中小企業が成長し、エルボーズでフリーランスやパラレルワーカーとして働くメンバーの活躍機会も増えます。
これからも、Co-Liftさんとエルボーズで一緒にできることを模索していけるとうれしいです!
エルボーズでは、企業様の課題を共に解決するパートナーを募集しています。
- 初期のプロトタイプ段階から連携して柔軟に動いてくれる開発会社がほしい
- クライアントの構想を形にする開発体制が欲しい
- 開発を担うパートナーと役割分担をしたい
そんな方は、ぜひエルボーズまでお問い合わせください。
「本質的な視点」にこだわり、顧客の新規事業やプロダクト開発の構想から実開発まで一気通貫で手掛ける開発会社「株式会社Co-Lift」。
会社サイト:https://www.co-lift.com
ATTEND biz編集部(執筆=仲奈々/編集=園田遼弥)